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日本ゼオン株式会社徳山工場「省資源・環境に配慮した製品づくりへ」地元愛とチームワーク

周南市×レノファ山口 ぶちカツ SHARE SMILES 「周南市の活力発信プロジェクト  #5」今回は、日本ゼオン株式会社 徳山工場 製造1課技術グループの秋山 英治さんにインタビューしました。

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Q1.なぜこの会社を選んだのか?

学生時代は機械工学を専攻し地元での就職を希望していたところ、ここしかない!と決めました。
学生時代の友達は県外に出る人が多かったのですが、下松市に生まれ下松・周南を出たことがない自分にとって、家族と友達がいる地元での就職は絶対条件でした。
若干マザコンの気もありますし(笑)。

この会社でこんな仕事をしたい!という具体的なものは当時ありませんでしたね。

とにかく地元。その気持ちがとても強かったです。

Q2.どんな仕事をされていて、その仕事は何の為に、そしてどんな未来を描いているのか?

日本ゼオン徳山工場では、合成ゴムやトナーを製造しています。

合成ゴムと聞いても馴染みがないかもしれませんが、合成ゴムはタイヤや手袋などのゴムを使った製品の原料となっているものです。タイヤと聞いて黒のイメージを持たれるかもしれませんが、案外白いです。

最終製品を作っているわけではないため消費者の皆さんからの認知度は高くないとは思いますね。危険なものも多く取り扱っていますが、もちろんきちんと資格を持った人間が取り扱いしています。

弊社の業務に興味を持ってもらえるのは嬉しいです。
新型コロナが落ち着いた後、安心して工場見学にお越しいただきたいです。産業観光ツアーとしてラテックスを固めてスーパーボールを作ろうという子どもたち向けの体験なども行っています。材料の配合を少し変えるだけで全然跳ねなくなるんですよ!

毎年7月20日頃の金曜日の夜に「和楽踊り」という日本ゼオン徳山工場恒例行事を行っています。
昨年はコロナで断念しこの事業費を寄付させていただきましたが、例年たくさんのお客さんに来場いただいています。

現在の自分の仕事は、安全性・生産性の改善です。
入社時はプラントを運転する操業員として3交替勤務を5年間やりました。製造が根幹の会社ですから将来どの部署で働くとなってもこの経験は必須です。

工場は24時間3交替制で稼働しています。今は日勤です。3交替は手当てがあり収入は良かったですが体力的にはきつかったです。交替勤務で辛かったことは、盆、正月、連続休暇がないことや友達は日勤者が多く飲みに誘われても行けないのはきつかったです。

現在はコロナ禍でできませんが、飲み会が多い会社でもあり、日本ゼオン徳山の社員は約330人(ゼオングループ全体では関連会社含め約3500名)と多くないためか、「優しい」、「家族」、「チーム」というようなチームワークがいい会社だと思います。

仕事だけでは、正直モチベーションが続かない部分もありますが、仲間がいるから続けられる。プラントはチームで動かすもので、弊社の製品が世の中の豊かさを支えていると自覚しています。

弊社他工場で生産している光学フィルムはテレビやスマホのディスプレイに使われています。光学フィルムをはじめ、リチウムイオン電池向け材料などの市場シェアも高いです。


Q3.SDGsや環境への取り組みは?

近隣にすぐ民家があることもあり環境には気をつけています。工場なので、排水、排煙などには特に気を使っています。
また、製品メーカーさんから低燃費製品を作るための材料開発のリクエストがあったりするので、弊社製品を省資源、環境に配慮した製品づくりを実施しています。
世界の環境意識は私が入社してからの24年でも大きく変わってきていると感じています。

大きな目標は自分一人では達成することは困難ですが、自分や一人一人が目の前の仕事を確実に行うこと。それがまず第一歩と考えます。
エコキャップの回収など小さな取り組みの積み重ねで変わっていくと思っています。

全員が自分ごととして考えて行動することが大切だと思います。

 
Q4.周南市の好きな景色は?

大好きな周南市については2時間でも話せます。地元愛すごいですから(笑)。

高台にある自分の家が好きです。海と夕陽を見ながらビールを飲むのが至福の時です。海がすぐそこにあったりコンビナートの近くに街があったり、周南市の地形は面白いと思います。コンビナートの夜景もキレイだし好きですね。

駅周辺の様子は変わりましたね。昔はトポスやニチイなどもあり賑わっていました。市庁舎も綺麗になって再開発も進むようなので、また街の賑わいを取り戻してほしいという希望はあります。


Q5.休日の過ごし方

小中の同級生など地元の友達との繋がりはずっと続いていて、よく会って話します。地元に就職してよかったと思っています。会って話す内容はいつも同じだったりするんですけどね(笑)。

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インタビュアー トクダトモヨ
フリーパーソナリティー。 ラジオパーソナリティー、サッカー中継リポーター、ナレーターなど声を生業にしています。 時々ライター業も。 生き甲斐は、音楽とサッカーと幕末の歴史と東京ディズニーリゾート。


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