公務員志望の大学生が周南市役所で3日間インターンシップしてみた!
はじめに
はじめまして。周南公立大学 経済学部2年の末廣 大空です!
大空と書いて「そら」と読みます。
私は将来、市役所職員への就職を考えています。
このnoteは、そんな私が周南市役所 シティプロモーション課で体験した三日間のインターンシップをまとめたものになります!
シティプロモーション課、ということで周南市の様々な魅力と共に私が三日間を通じてどんなことを感じたかを伝えられたらなと思います!
それでは1日目の内容にいってみましょう!
1日目
オリエンテーションとシティプロモーション担当業務について大まかな説明を伺った後、1日目の研修がはじまりました。1日目はFacebookでの移住者担当紹介ライブの配信のお手伝いです。えっ、公務員がそんなことするの?って思いましたか?私も思いました(笑)
配信のために、周南北部にある鹿野地区へと向かいます。
中山間地域である鹿野地区ですが、今回訪れた漢陽寺周辺では水のせせらぎを聞きながら自然豊かな道を散策することができます。私も今回初めて訪れたのですが、吹き抜ける風が歩いていてとても気持ちよかったです。
現地に到着し短い時間の中で軽いリハーサルを行った後、本番に…と言いたいのですがここでトラブル発生。実際の配信を見ていただくと分かるのですが、配信トラブルがあり一度配信を中断、再度配信をやり直していたためライブ配信の開始が遅れてしまったんです。トラブルが起きてもすぐに対応する現場の対応力にとても驚きながら今度こそ本番へ。
不慣れな現地レポートでしたが、ご一緒させていただいた周南市 中山間地域振興室の松本さんと沖田さんのサポートもあり、無事配信を終えることができました!
配信後、お昼休憩の昼食は同じく鹿野地区にある農家レストラン たぬきさんに。私は天ぷらとお肉の乗った、宝作うどんをいただきました。
その後市役所に戻り、一日の振り返りをして初日は終了。
初日にして普段体験できないような経験をさせていただき、この日はとても熟睡しました。
2日目
2日目は周南市の様々なスポットを巡らせていただきました。
三丘ゆめ広場
まず訪れたのは、大きな「学びの椅子」がインスタなどでも話題にされている三丘ゆめ広場!ここはかつて熊毛北高等学校のグラウンドだった広場を整備し、地域の子供たちの遊び場として生まれ変わった場所なんだそうです。
黒岩峡
三丘ゆめ広場から車で約7分、自然に囲まれる小規模の渓流です。
浅い渓流は水遊びにベストマッチ!この日も多くの家族が涼しげな姿で水遊びに来ていました。
熊毛総合支所
続いて熊毛総合支所に伺いました。ここでは支所で働く職員さんにお話を聞かせていただきました。ここは本庁舎から離れた熊毛地区に住む人々にとっての窓口となっています。職員さん曰く「広く浅く」というイメージで、大まかな手続きはここで完結できるような仕組みになっているそうです。本庁では様々な課が存在しそれぞれの業務をしていますが、この総合支所では大きく3つの課がそれぞれ幅広い業務をこなしています。
また市役所は数年単位で配属部署が変わり、そのキャリアで様々な業務を経験することになります。職員さん曰く毎回転職しているような感覚とのことで、その分やりがいや人脈も広がっていくそうです。
こういった現場で働く職員さんと実際に会ってみないと分からない、大変貴重なお話を聞かせていただきました。
周南市美術博物館
続いては周南市美術博物館を見せていただきました。この日は、作家・池田あきこさんの描く猫のダヤンの原画展が開かれており、多くの人で賑わっていました。
私は今回初めてダヤンの事を知ったのですが、中に入った瞬間に心を奪われてしまいました。可愛すぎる。ちょっとギロっとした目に、綺麗な毛先…キュートすぎる。特に毛並み!!
展示されている原画の多くが水彩と色鉛筆で描かれており、色鉛筆で一本一本繊細に描かれた毛並みはとてもリアリティがあり、私の目は釘付けになってしまいました。
原画と共に絵本の物語の解説が添えられており、私のようなダヤンと初めましての方でもダヤンとその仲間達が暮らすわちふぃーるどのお話を感じながら展示を見ることができました。残念ながら周南市での開催は9月4日で終わってしまったのですが、実際に見て、ダヤンのキュートさを確かめてもらいたかったです。特に毛並みを……!
太華山
二日目最後に訪れたのは周南工場夜景のビュースポットとしても有名な太華山。山頂までのながーーーい山道を車で登り、山頂駐車場から展望台までのながーーーい階段を登って、ようやく絶景とご対面。
太華山といえば夜景、というイメージがあるかもしれませんが昼間の景色も周南市を一望できてとてもおすすめです!
3日目
あっという間に最終日!最終日はやまぐち定住カフェというワークショップ&交流会に参加させていただきました。
やまぐち定住カフェは県外から山口県に移住してこられた方々と地域の方々の交流の場として今年度からスタートした交流会で、今回で3回目の開催だったそうです。
今回は永源山公園近くの複合ショップ旧日下医院の中にあるnodokaさんで実施されました。
参加者の自己紹介を済ませて、早速おにぎりワークショップが始まります。
最初に先生のお手本を見せてもらい、それを参考ににぎります。
水が少し滴るくらい手を濡らし、人差し指と中指の第1関節くらいまで塩を取り手に広げます。適量のごはんを取り、真ん中をへこませながら具のポケットを作って………………と、なんやかんやしながら出来たおにぎりがこちら。
普段にぎらない人間にしては、なかなかの出来栄えではないでしょうか!?(ごまかしているけど、おくらが大惨事になったのは秘密)ここに海苔と、先生が作ってくださったお味噌汁とたまご焼きを乗せて……
何年振りかに自分でにぎったおにぎりはとてもおいしかったです。
nodokaさんの店内はとてものどやかな雰囲気で、より一層おいしく感じました。皆さんも是非足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
おにぎりでお腹一杯になった後は、参加者一同で交流会を行いました。
今回は東京から山口県に移住して来られた(株)ヨシダキカクの吉田 知弘さんのお話を聞きました。祐子さんの旦那様である知弘さんは萩市地域おこし協力隊のOB。今回のワークショップにも現役で協力隊の活動を行っている方々が多く参加されていました。元々東京で洋服に関わるお仕事をされていましたが、退職し様々な職を渡り歩きながら結果的に萩市への移住を決意。移住後は協力隊に着任し、3年間の任期満了後に自身の会社を起業されたそうです。今年の1月には会社も法人化し、ますます活躍の場を広げています。そんな吉田さん、休日はnodokaで奥さんである裕子さんのお手伝いをしているそうで、萩と周南を行き来する忙しい毎日を送っているそうです。
普段関わりが無い方々と一緒におにぎりをにぎり、お話をする。普段大学に通っているだけでは絶対できないような経験をして、絶対に聞けないようなお話を聞かせていただきました。
おわりに ‐三日間を通して‐
ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございます。
最後に三日間を通してのまとめを綴りたいと思います。
最近日に日に将来を考える時間がちょっとづつ増えてきていて公務員になりたいという漠然とした目標を浮かべながらも、こんなに漠とした考え方でいいのかなと勝手に悩んで落ち込んだりしたりしていました。でも今回インターンシップという機会をいただき、実際の職場に伺い実際のお仕事を間近で見ることで、初めて知る事も多くありました。そんな中で自分の中の漠としていた部分が、少しだけ明確になったような感覚があります。
今回のインターンシップを経て感じたのは、悩む暇があれば飛び込んでみよう!ということ。公務員って堅苦しそう、自分には務まらないかも、そんなイメージを持っている人もきっといると思います。自分もその一人です。
でも実際の市役所の様子を見てみると、色んな仕事があり、それを色んな人が助け合いながらこなしていることを知りました。あっ、意外と優しい雰囲気なんだな、色んな人の助け合いの上で成り立ってるんだなと感じました。
自分の中だけでくよくよ考えてるよりも、自分以上にそのことについてよく知っている人に聞いたりして、自分の中の情報をどんどん増やしていく。判断材料をどんどん増やす中で、きっと自分のやりたいことに気づくんじゃないかなと思います。
このnoteは公務員を目指す人に限らず、同じように自分の将来を考えている人に伝えたいという思いで書いています。どんどん自分で判断材料を集めていきましょう!私も今回のインターンをきっかけに積極的に行動したいと思います。お互い頑張りましょう!
最後になりますが今回お世話になった周南市役所の皆様、特に私を受け入れてくださったシティプロモーション課の皆様、本当にお世話になりました。ありがとうございました。