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鹿野大潮地区で食の担い手として、商品開発プロジェクトを行う地域おこし協力隊を募集します!【2023年2月28日まで】

周南市の中山間地域の一つ、自然豊かな大潮地域

山口県周南市の北部に位置する鹿野地区大潮地域は、山口市や島根県吉賀町との境に接し、中国自動車道鹿野インターから車で約10分とアクセスがよく、山口県内最長の河川「錦川」の源流や周南市最高峰「弟見山(おととみやま)」、「莇ヶ岳(あざみがたけ)」など豊かな自然に恵まれているエリアです。

住民みんなで地域づくりに取り組む

大潮地域の人口は100名ほど。他の中山間地域と同様、高齢化や様々な活動の担い手不足が進み、これまで受け継いできた農地を守っていくことや、安心して住み続けられる地域をつくっていくことが重要な課題となっています。そこで、住民がアイデアを出し合い、話し合って策定したのが「大潮地域ビジョン」。この実践組織として「大潮の里をまもる会」を立ち上げ、地域住民全員が参加する形で地域づくりに取り組んでいる最中です。

▼[大潮地域ビジョンとは](「大潮の里をまもる会」ホームページより)

https://ooshionosato.com/sample-page/

地域おこし協力隊とともに「大潮田舎の店」の活性化を!

「大潮地域ビジョン」で掲げた取り組みは大きく3つ。1つ目は都市と農村の交流、2つ目は地域の拠点となっている「大潮田舎の店」の活性化、3つ目は効率的な営農体制づくりを進めるための特定農業法人の設立です。今回、2つ目の取り組み「大潮田舎の店」の活性化のために、大潮地域では新たな挑戦をすることにしました。それは、「地域おこし協力隊の力を借りよう!」というものです。

「大潮田舎の店」が地域存続のカギを握る!?

「大潮田舎の店」は、地域のみんなで運営する農産物の直売や加工品の販売をする施設。平成14年に整備され、これまで20年以上地域住民や大潮を訪れる人々に愛されてきた地域のシンボルとも言える施設です。販売しているのは、地域の農家で栽培した新鮮野菜と地域の奥様たちが中心となって構成する「大潮田舎の店・加工部」がつくる加工品など。特に、地元産の大豆を使った巨大な油揚げは、予約しないと手に入らないほど。地元では「まぼろしの油揚げ」と呼ばれるほどの人気ぶりです。

事前予約必至の「まぼろしの油揚げ」

「『大潮田舎の店』があるから地域が団結できている」と話すのは、「大潮の里をまもる会」の石川光生会長。この店の存在が地域住民のパワーを引き出していると教えてくれました。石川さんは80代ですが、現役バリバリで地域づくりの陣頭指揮を執っています。加工部の部長を務めるのは角秀男さん。60代の角さんですが、「大潮田舎の店」では若手のエース。2002年(平成14年)の整備の際、新しく導入したレジの指導をお願いされたところ、「レジは私が担当します!」と手を挙げたことからご縁が生まれ、今日に至るそうです。

大潮の里をまもる会 会長の石川光生さん
角さん

「我々もそうですが、加工部のメンバーも高齢者ばかり。今のままでは『大潮田舎の店』の存続は危ぶまれます。一緒に働いてくれる人、新しい商品をつくるためのアイデアをくれる人、大潮の活性化のために知恵を貸してくれる人が必要なんです」、と話してくれたのは大潮地区活性化推進協議会の会長・市川三幸さん。市川さんは、大潮地域で生まれ育ち、これまで地域のために石川さんと二人三脚で歩んでこられました。

大潮地区活性化推進協議会 会長の市川三幸さん

「大潮田舎の店」があるからこそ地域の人が集い、交流し、力を合わせることができること、そして、「大潮田舎の店」があるからこそ地域外の人が大潮地域を訪れてくれることをお三方は熱弁。つまり、「大潮田舎の店」の存続が、地域の存続に直結しているのです。だからこそ、大潮地域は地域おこし協力隊の力を借りることを決めたのでした。

新しい風をおこす地域おこし協力隊に期待

大潮地域で活動する地域おこし協力隊員は1名で、その任務は「大潮田舎の店」の大豆加工品の技術承継と既存商品の付加価値創出や新商品の開発などです。あわせて、大潮地域の皆さんは、「大潮の里をまもる会」が開催するイベントや地域づくりの取り組みに積極的に参加してくれること、地域を活性化するためにいろんな提案をしてくれることも望んでいます。

「油揚げのつくり方を受け継いでもらいたいねえ」「新しい大豆商品を一緒に考えてもらいたいねえ」「私らできんからSNSとかで発信してもらいたいねえ」と、加工部のメンバーも地域おこし協力隊員がやって来るのが待ち遠しいご様子。とにかく住民みんなで新しい風の到来を待ち望む大潮地域ですから、大歓迎されること間違いなしです。

自然ばっかりで何もない、でもそれがすごくいい

最後に大潮地域の皆さんに地域の魅力を尋ねたところ、「自然ばっかりで何もないけれど、それが魅力。空気も水もおいしくて、お米も野菜も最高!」との回答が。特に春は「大潮田舎の店」の目の前の山々が山桜でピンクに色づき、その景色は圧巻なのだとか。

「人もみんな温かいけえ、まずは足を運んでみてほしいねえ」と石川さん。大潮地域の空気を感じ、「大潮田舎の店」の人たちとふれあえば、きっとみんなこの地域のとりこになるはず。大潮地域の地域おこし協力隊に興味のある方はまずは気軽にお問い合わせください。

大潮田舎の店の皆さん

関連リンク

▼[大潮地域・地域おこし協力隊情報](移住・交流推進機構(JOIN)運営サイトより)

https://www.iju-join.jp/cgi-bin/recruit.php/9/detail/55084

▼周南市公式ホームページ「周南市地域おこし協力隊を募集します」

https://www.city.shunan.lg.jp/soshiki/15/93845.html

▼鹿野エリア観光情報(周南市観光交流課「Visit Shunan Days 365」webサイトより)

https://visit-shunan.com/kano/

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