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小学生が自分で考えた野菜メニューを野菜ソムリエと一緒に作ってみた

山口県周南市では、子どもたちにたくさんの野菜を食べてもらおうと2007年(平成19年より)毎年市内の小学6年生を対象に「野菜メニューコンクール」を開催しています。2022年度も「家族と一緒に食べたい!いちおし野菜メニュー」のレシピ募集を行い、市内の小学校24校の児童から929作品の応募がありました。
この度、応募作品の中から優秀賞を受賞した増山 宗哉(ますやま そうや)さんの考案メニュー「カラフル豆カレー」を、コンクールの審査員で、野菜ソムリエの資格を持つ西川満希子さんと考案者の増山さんが一緒に作りました。
切り方と食材の工夫で、しっかりよく噛んで食べられるメニューです。味付けにもおいしく食べられる工夫がつまっています。

増山宗哉さんが、野菜ソムリエの西川満希子さんと一緒に料理します。

増山宗哉さんと野菜ソムリエの西川満希子さん

カラフル豆カレー作り方

材料(2人分)
にんじん 25g
ズッキーニ 1/2 本
玉ねぎ 1/4 個
パプリカ(赤) 1/4 個
パプリカ(黄) 1/4 個
豚ミンチ 100g
ミックスビーンズ 100g
とうもろこし缶 45g
サラダ油 大さじ1
焼き肉のたれ(甘口) 大さじ2 と1/2
焼き肉のたれ(中辛) 大さじ1 と1/2
トマトケチャップ 大さじ2
カレーパウダー 小さじ1

作り方
1.にんじんはいちょう切り、ズッキーニ、玉ねぎ、パプリカは角切りにする。
2.にんじん、ズッキーニ、玉ねぎを油で炒め、火が通ったら皿にあげる。
3. 豚ミンチを炒め、火が通ったら②とミックスビーンズ、とうもろこし缶、パプリカを入れて軽く炒める。
4.焼き肉のたれ(甘口と中辛)、トマトケチャップ、カレーパウダーを加える。
5.ごはんの上にのせる。

角切り野菜を多く入れることでしっかり噛めます
じっくり炒めて甘味を出します
ごはんは土鍋で炊きました
できあがり
いただきます
カラフル豆カレー

増山さん、西川さんインタビュー

コンクールに応募したきっかけは?
(増山さん)夏休みの学校の宿題だったからです。
メニューはどうやって考えたの?
(増山さん)お母さんと一緒に、どんなメニューにするかを考えました。自分の好きなものを詰め込もうと思って、ミックスビーンズ、コーン、お肉を入れて、カレー味にしました。
料理は好き?
(増山さん)あまりしないけど、好きです。
よく噛んで食べられるメニューを考えて応募してくれましたが、よく噛むと良いことがあることを知っている?
(増山さん)はい!よく噛むことは、食べものを体に取り入れるためだけではなく、全身を活性化させるのに重要な働きをしていると、コンクールの応募用紙に書いてあったので知っています。よく噛むとだ液がたくさん出ます。
好きな野菜は?
(増山さん)じゃがいもです。
「じゃがいも」の「ヤサイコトバ」は何ですか?
(西川さん)「愛しています」です。好きな人ができたら、ポテトサラダを作って一緒に食べるといいですね。
※西川さんは、花にある花言葉のような野菜言葉の「ヤサイコトバ」作家としても活動しています。

野菜メニューコンクール 道の駅ソレーネ周南賞と給食賞のW受賞

野菜メニューコンクールの審査について

野菜メニューコンクールの審査は、生活協同組合コープやまぐち、株式会社ヤクルト山陽、株式会社丸久、山口県農業協同組合、ゆめタウン新南陽店、ゆめタウン徳山店、山口県漁業協同組合周南統括支店、株式会社シマヤ、フジ新南陽店、道の駅ソレーネ周南、大塚製薬株式会社、徳山歯科医師会、周南市食生活改善推進協議会、周南市母子保健推進協議会、学校給食センター栄養士、教育委員会などの企業や団体から選出された審査員により審査されました。
審査員から今回のメニューについては、「焼肉のタレを使った、食欲のわく子どもらしい味のつけ方です。焼肉のタレの活用や、水煮の活用で手軽に作ることができ、楽しんで作られている光景が浮かび、思わずほほ笑んでしまうレシピでした。」という講評がありました。

審査の様子

優秀賞受賞作品の学校給食提供について

優秀賞受賞作品のメニューの中から、令和5年度中の周南市内の小・中学校の学校給食の献立として提供する予定です。

令和4年度野菜メニューコンクール応募状況と入賞作品

食べた人が笑顔になれるアイデアあふれるメニューをたくさんご応募いただきました。
増山さんの考案したレシピ他、優秀賞受賞作品はこちらをご覧ください。
https://www.city.shunan.lg.jp/site/shik/18413.html

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